「ラフィノース(ビートオリゴ糖)」について調べてみた。 | 無添加のオリゴ糖

ラフィノース ビートオリゴ糖 赤ちゃん

「ラフィノース(ビートオリゴ糖)」について調べてみた。

ラフィノース(ビートオリゴ糖)はどのように解説されているのか?

甜菜・大根に似ています。

日本甜菜製糖株式会社の公式サイトでの解説

日本甜菜製糖株式会社の公式サイトでは、甜菜にラフィノースが多く含まれていることから詳しい解説がなされています。

D-ガラクトース、D-グルコースおよびD-フラクトース各1分子から構成され、ショ糖にガラクトースが結合した形の三糖類です。
数あるオリゴ糖のなかで、全く吸湿性がない唯一のオリゴ糖です。

フラクトオリゴ糖の場合はアカシヤ食物繊維を組み合わせることで吸湿性を抑えていましたが、ラフィノースはそれ自体が吸湿性を持っていないという特徴を持っています。製品名は「ニッテンラフィノース」です。

成人を対象にした臨床試験の結果、ラフィノースを1日3g以上摂取することで、摂取量に依存して腸内ビフィズス菌が増加することが明らかになっており、便通の改善や腸内腐敗物質を低減させる効果が確認されております。

ラフィノースの効果については上のような解説がされていますが、実際の資料は次のものだと考えられます。

1994-1995年「ラフィノースの投与による糞便中の菌叢, 有機酸, 腐敗物質に及ぼす影響」『ビフィズス Vol.8 No.1』1-5頁

免疫賦活作用に関する資料

ラフィノースが免疫細胞に与える影響に関するものが紹介されていますが、以下の文献を探すことはできませんでした。

1998年「免疫細胞に対するオリゴ糖(ラフィノース)の影響」『歯学 Vol.85 No.4』551-558頁

アトピー性皮膚炎改善効果に関する資料

アトピー性皮膚炎に関する研究報告が記載されていますが、どの文献にあるものかは確認できなかったものの別の資料で次のようなものがありました。

2000年「W179 ラフィノース投与による成人アトピー性皮膚炎患者の腸内細菌叢および臨床症状の変化」『アレルギー Vol.49 No.2-3』278頁

また、比較的新しいものでは次のような報告もあります。

2010年「難消化性オリゴ糖による抗アレルギー免疫調節 大豆などに含まれるラフィノースにアレルギー抑制効果.プレ・プロバイオティクスとの関わりは? 」『化学と生物 Vol.48 No.4』234-236頁

この資料で特に興味深いのはアレルギー発症抑制に対するビフィズス菌の評価は今のところ定まっていないと書いている点です。2010年のものなので最新とは言えませんが、国内で発表されたもので新しいものは今のところ見つけられませんでした。

肝機能に対する効果

1995年「オリゴ糖のラットのガラクトサミン肝障害発症に及ぼす影響」『日本栄養・食糧学会誌 Vol.48 No.3』181-187頁

市販の「てんさい糖」にも含まれています。

てんさい糖

スーパーに行くと砂糖売り場に「てんさい糖」がありますが、パッケージをよく見てみると「オリゴ糖」と書かれています。

「てんさい糖」を販売するホクレンの公式サイトでは、この「オリゴ糖」についてラフィノースであるとは解説しておらず、ただ「てんさい糖」に含まれるオリゴ糖が腸内のビフィズス菌の栄養源となり、活性化の手助けをしてくれるのです。と解説しているのみです。

大豆由来のオリゴ糖にも部分的に含まれている。

このあたりから「ラフィノース=甜菜」というイメージができてしまいそうな感じですが、実は大豆由来のオリゴ糖にも部分的に含まれており、その比率は次のようになります。

  • スタキオース:23%
  • ラフィノース:7%
  • シュークロース(ショ糖):44%

「大豆由来」としていますが、一般的に「大豆オリゴ糖」と書かれることも多いです。

他のオリゴ糖と異なる点について

ラフィノースは「無添加」のオリゴ糖です。

ラフィノースは甜菜を原料として作られていますが、他のオリゴ糖とは異なり、酵素を一切介することなく製造されています。

ガラクトオリゴ糖のように製造の際に使用されている酵素が厚生労働省の指定する食品添加物であるというわけでなく、甜菜から直接抽出しているため、俗に「無添加のオリゴ糖」であると考えることができるのです。

こういった点から、妊娠・授乳中の方向けのサプリメントでもこのラフィノース(ビートオリゴ糖)が使われていることが多いです。

ラフィノースが含まれている製品

快適スルン

快適スルンの公式サイトでは「ビートオリゴ糖」と書いてありますが、原材料名は「ラフィノース」となっています。妊婦向けのサプリメントであるため、葉酸やカルシウムを含んでいます。

ホクレン「てんさい糖」

ホクレン・てんさい糖

パッケージには「オリゴ糖」としか書かれていませんが、原料が甜菜なのでラフィノースが含まれているとみて良いです。スーパーで500円くらいで買えるものなので、かなりお手軽ですが、通常の白い砂糖よりは甘くありませんでした。

カイテキオリゴ

北海道産の甜菜や牛乳を原料にしているオリゴ糖サプリメントです。

公式サイトを見ると「EOS(イオス)理論」という言葉が出てきますが、「Enterobacteria OligoSaccharide Synergy」の頭文字を取っており、複数のオリゴ糖を組み合わせるのが基本になっています。

ラフィノース以外にもフラクトオリゴ糖、ミルクオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖が使われています。ラフィノース自体にも非吸湿性(湿気を吸い込まない性質)がありますが、フラクトオリゴ糖とアカシヤ食物繊維を組み合わせる方法で非吸湿性を更に高めています。

赤ちゃんや妊婦の方にもおススメできるものです。

Miss.CoCo(ミスココ)

原材料の中に「赤ビーツ」という珍しい甜菜が使われています。公式サイトの解説では「天然オリゴ糖が含まれている」と書かれているので、これを「ラフィノース」であると推理することが可能です。

【お茶村】すっきり贅沢抹茶

妊娠中の栄養補給を目的としたものです。原材料を見ると「てんさい糖」も書かれていたので、説明はありませんが、ラフィノースも含まれていることにもなりそうです。

PREFIBER(プレファイバー)