「キシロオリゴ糖」について調べてみた。 | 無添加のオリゴ糖

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「キシロオリゴ糖」について調べてみた。

キシロオリゴ糖はどのように解説されているのか?

物産フードサイエンス株式会社・公式サイトの解説

物産フードサイエンス株式会社の公式サイトでは非常にシンプルな解説をしています(以下、一部引用)。

食物繊維の一種であるキシランを酵素で分解して作られたオリゴ糖で、自然界ではタケノコなどにも少量含有されています。

「キシラン」とありますが、これはとうもろこしの芯の部分に含まれる食物繊維です。とうもろこしといえばこれを原料にしたデンプンでコーンスターチがあります。コーンスターチを原料にしてブドウ糖や果糖ができることは他の記事でも説明しています。この記事で紹介するキシロオリゴ糖の原料はとうもろこしの芯の部分であるという点は他のものと異なると言えます。

  • 熱や酸に非常に強く、製造工程や製品中での安定性に優れています。
  • ビフィズス菌増殖効果があります。

その機能性についてもこのようにシンプルに解説がされています。ビフィズス菌に関しては他のものと変わりませんが、「安定性」についてはどういう意味か分からないかもしれません。

「安定性」についてちょっと補足

イソマルトオリゴ糖の記事で紹介した昭和産業の公式サイトを参考にすると分かりやすいと思います。例えば、オリゴ糖を添加したプリンと無添加のプリンを比較した写真がありますが、出来上がった形に少し違いがあります。キシロオリゴ糖をの解説に出てくる「安定性」というのはこういうことを意味するわけです。

王子ホールディングス株式会社・公式サイトの解説

王子製紙の公式サイトではキシロオリゴ糖に関する情報が公開されていました。王子製紙独自に開発されたもののようで、製品名かどうか分かりませんが「NX5」・「UX10」と名付けられています。通常のキシロオリゴ糖についてはキシロース分子が2〜3個つながっていると解説した上で次のように定義しています。

  • NX5:キシロース分子が平均5個以上つながっている。
  • UX10:キシロース分子が平均10個以上つながり、かつウロン酸を有している。

キシロオリゴ糖に関するその他の解説

学術関連の雑誌でキシロオリゴ糖を取り上げているものとして以下のものがあり、キシロオリゴ糖が難消化性であるかの検討、腸内フローラに与える影響などが書かれています。

1999-2000年「オリゴ糖-キシロオリゴ糖の生産とその性質-」『日本食生活学会誌 Vol.10 No.3』7-14頁

2000年前後のものですが、キシロオリゴ糖に関しては次のように解説しています。

キシロビオースは、キシロースがβ-1、4結合した2糖であり、タケノコなどに存在することが確認されている。キシロオリゴ糖とは、キシロビオースを主成分とし、さらにキシロースが3、4個つながったオリゴ糖を総称する。

更に古いものを調べてみましたが、1990年に発表されたものもありました。

1990年「キシロオリゴ糖の製造と性質」『澱粉科学 Vol.37 No.2』69-77頁

報告には冒頭にこのようなことが書かれています。

ただ、これまで工業レベルで安価に製造することが技術的に難しく、大量に工業的には製造されていないため、その評価も多くはなされていない。

1990年前後というと、調べた限りオリゴ糖に関する研究報告が多く見られる時期でしたが、その当時、フラクトオリゴ糖などに比べ、キシロオリゴ糖はあまり評価されていなかったことが分かります。

キシロオリゴ糖を含むサプリメントはあるのか?

キシロオリゴ糖を使った製品をサプリメント関連に絞って調べてみましたが、これといったものはありませんでした。工業製品として販売されていると考えられますが、市販のものではなかなか見当たりませんでした。